「整えたいのに、動けない朝に」
👤 登場キャラクター

🟦 Tattaman(タッタマン)
整えたいと思ってるけど、なかなか動けない系主人公。ツッコミと自問で物語を進める。

🟨 saku(サク)
元気でズレた発言が多い脱力系ミニキャラ。“サボテンの言葉”を代弁しながら整いをぶち壊す。

🟪 Fuwa(フワ)
笑いながら哲学を語る、ふわふわ漂いてる謎存在。心の整いをそっと投げてくる。

🟫 Monya(モニャ)
ゆるいズレと天然が魅力の変形型もちキャラ。整いを“ふわっと感じる系”で語る。お腹のフラスコ模様が感情で泡立つ。相棒はミニぬいぐるみ“ルル”。

🔵 Pikka(ピッカ)
Tattamanのそばで反応する光るAIサポート。色と点滅で空気を伝える。
📖 本文
Tattamanは、天井を見つめていた。
Tattaman
「……目は開いてる。意識もある。整えたいって、ちゃんと思ってる。
でも体が、“今日はログインだけで限界です”って雰囲気を出してる気がする……」
整えるって、どこから始めたらいいんだろう。
少なくとも今日は、“やる気”というボタンがどこにも見当たらない。
saku
「タッタマンおっはよ〜☆ 今日、“整わない日”らしいよ!」
元気のかたまりsakuが、まるで朝日みたいに飛び込んでくる。
片手には弁当袋、もう片手には──なぜかトング。
Tattaman
「……その組み合わせに整いを感じる要素ゼロなんだけど」
saku
「うちのサボテンが“今日は風が整ってない”って言ってた☆」
Tattaman
「風を読める観葉植物って、地味に最強じゃない!?」
sakuは床にドスンと座り、弁当袋の中からいろいろと取り出し始めた。
saku
「はい、“整え飯”! 食べるだけで整った気になれるよっ☆」
Tattaman
「その名前の説得力だけで、8割ぐらいカバーしてくるの怖いな……。で、中身は?」
saku
「ゆでたまご(殻あり)、プリン(スプーンなし)、味噌汁(粉末インパック)☆」
Tattaman
「整えの“準備中”が詰まってるって意味では、逆に哲学的だな……」
Fuwa
「クスクス……“整ってる”って、誰が決めたんだろうねぇ〜」
ふわふわと漂うようにFuwaが現れた。
柔らかく笑いながら、言葉だけは核心に触れてくる。
Tattaman
「あ……出た。見た目ゆるいのに、静かに急所だけ狙ってくるタイプ……」
Fuwa
「“整えなきゃ”って思った瞬間に、整ってない前提になっちゃうのかもねぇ〜」
saku
「うちのサボテンが、“気のせいは気圧のせい”って言ってた☆」
Tattaman
「植物に全部丸投げしないで!? 主語が緑って情報の説得力が不安定!!」
Tattamanがふと横を見ると、床の隅で丸くなっていたMonyaがぷくっと立ち上がる。
お腹のフラスコ模様が、ほんのりラベンダー色に泡立っていた。
Monya
「……急須から立ちのぼる湯気……なんか整ってる気が、ふわっとするかもねぇ〜」
Tattaman
「……その“ふわっと感”、今の自分にちょうどいいかも……」
モニャの手元にいた小さな“もちチビ”(ぬいぐるみのような存在)がぴょこんと跳ねた。
ちびルル
「もっちもち整いです~♪(ぷくぷく……ぽんっ)」
Tattaman
「誰!? ていうか今の泡、なんか光ったんだけど!?」
Monya
「この子は“ルル”。しゃべれるけど、たぶん内容はあんまり意味ない〜。でも泡の出方はすごく正確〜。今のは“ちょっと整った”ってサイン〜」
Tattaman
「紹介ゆるいな!? ていうか喋るんだ!?」
sakuはというと、なぜかトングでプリンのカップをつまんでいた。
saku
「整え飯はね、手で触ったら整いが逃げちゃうからね〜☆」
Tattaman
「衛生じゃなくて気持ちの話!? 謎理論すぎて笑うしかない……」
Tattaman
「……今日、整えようと思って、たぶん何もできなかった。
でも……整えたいって思ってたことは、きっとウソじゃない」
Monya
「……そういう日は、気づいたら整ってた〜ってなること、あるかもねぇ〜」
Tattaman
「……その言い方、力が抜けてて…なんか、整ってるってこういう感じなのかもって思った」
Pikka
(ピッ! → 青く光って点滅 → グラデーションに変化)
saku
「お、ピッカが青! それたぶん“ナイス整いポイント”ってやつ〜☆」
Fuwa
「……整うって、行動じゃなくて、“感じ方”の変化なのかもねぇ〜」
Tattamanは、そっと息を吐いた。
Tattaman
「……今日は、これでいい気がしてきた」
✨読後コピー
「“整えたい”って思った時点で、 ほんの少し整ってたのかもしれない。」
※この物語の内容はフィクションであり、登場キャラクターの言動や発言を現実に適用した結果について、制作者および関係者は一切の責任を負いかねます。
自分らしい整い方は、あなたのペースで大切にしてくださいね。
